整え方スペシャル|手紙を書ける喫茶「ことだま」に行ってみた

5.未来へひらく記録

海が見える街・神奈川県横須賀市の最果ては、その昔ペリーが来航した歴史ある浦賀市。

のどかな住宅街に佇むのは、

〝手紙を書ける〟コンセプトカフェ
「KotodamA~あなたの字を残して~」(ことだま)。

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店内に入ると、洒落た内装の中…

え!?学校の椅子と机!?

遠い昔の給食時間の気分も、ほんのり味わえる気がする。

そして、
カラーインクやレターセット。

それから子どもたちが好みそうなカラーペンや、ガチャガチャも。

驚いたのは、ガチャの中身は何と!お客様手作りのシーリングスタンプ!

そう、手紙だけじゃなく、シーリングスタンプ体験も出来ます。

食べ物の方も、このお店ならではのメニューも。

その一つ「ラスポテト」という、オランダ発祥の軽食とアイスコーヒー、そして「手紙を読む」のセットを注文。レコード風のコースターがレトロでお洒落。

カリッと揚げたフライドポテト風だけど、若干、芋もちのような不思議な食感を楽しみながら早速、誰かが書いた手紙、を開けてみると。


手紙に書かれているメッセージが素敵過ぎた。

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これは許可を頂いて掲載しているのですが、興味がある方はぜひ読んでみてください。

テキストでも書いてみよう。

「この春に〝人生の伏線〟を回収しました。小学生の頃から給食が大好きだった私は、栄養士の勉強をして、大阪の小学校に勤務が決まりました。給食や学校が嫌いだったら違う道を選んでいたのかも。今のあなたの日々も、いつかの伏線になると思います。この手紙も、いつかの伏線になりますように」

嗚呼…私の拙い要約よりも、やっぱり面倒でも画像の中身を読んでみてほしい。
デジタルでも、この文の素敵さは伝わるのかも知れないけど、でも、

…手書きの手紙って
やっぱり素晴らしいなぁ!!

この方の気持ちの温度感や心の温かみまで、伝わって来る。

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読んだお手紙に返事を書けるというので(書かなくてもいい)書くことにしました。

美味しい料理に満足した後は、インクセットとガラスペンセットが運ばれて来ます。

これはまた、どれも素敵過ぎる。

心ゆくまで目移りした後、緑のインクを選びました。

色を揃えて、レターセットも緑にしよう。

私は

「人生の伏線と、それを回収したという素敵な感性に出逢えてとても嬉しいです。回収おめでとうございます。奇遇ですね。私も小学生の頃から文を書くのが好きで、どんなに変な作文も必ず褒めてくれた恩師に支えられましたが、今年、ブログデビューしました。今日のこのこともブログに書きます。そこから、そして、この手紙からも、また人生の輪が広がって行くのが楽しみです。あなたの日々にも沢山の幸せが訪れますように」

と返信を書きました。

その後は、待望のシーリング初体験。
好きな色のロウを5つ選ぶ。

ローソクの火で溶かしたら、軽く混ぜる。
この時、混ぜ具合で柄が決まるのですが、二度と同じ柄を作れないのが大変面白い。

スタンプは、三日月とウサギの柄を選び、色は緑の中に金を一筋。
初体験にしては上手く行ったのが嬉しい。

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店主さんは「お客さんが書くことに集中している姿が良い。サミーさんが書いている姿も」と語ってくれましたが、その裏にはこんなエピソードが。

お父様が亡くなる前にお母様に手紙を書かれていた姿。
それが脳裏に焼き付いて、この喫茶店の原点になった。

ここからは想像の話だけど、家族という特別な濃い関係の中では、とある瞬間が永遠に、側にいる者の人生を変えることがあるんだな、と思いました。

近しい人ほど、照れくさくて、自分の心の内なんて言えないもの。
でも本当は誰よりも伝えたかった。

きっと、言葉にし切れなかった思いがそこには沢山ある。そんな風に感じました。

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このデジタルの時代に、敢えて、ペンを手に取り、静かに机に向かって字を綴る。

とても癒しのひとときでした。

「誰にも見せたくないことを書いて置いていく」コースもあり、それも人気があるそうです。

SNSの鍵アカウントで吐き出すことも出来る。

でも、静かに心を整える効果は、やっぱり手書きの右に出るものはない。

それも、こんな素敵な、特別な空間で。

そういえば。
レジの奥には図書館の引き出しのようなものも。

そこに、一人一人の手紙が大切に仕舞われ、見られたくないものは時期が来たらお寺で供養されたり、返信が来たものは元の主が再来店した時に読めるそうです。

私の書いた返信も、半年後に写真の方が大阪から戻られたら見てもらえるそうで、とても楽しみ。

あなたもぜひ、浦賀に行くことがあれば、立ち寄ってみてください。

その日が、人生のいつかの伏線に、なるかも知れません。

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